研修先選びのポイント
マッチングの
特例について
〜決まった研修先を変更できる!?〜
「マッチングで決まった研修先」を変更できる特例があるのをご存知でしょうか?
歯科医師臨床研修マッチング協議会のホームページにも『歯科マッチングに参加し組合せが決定した場合は、その結果に必ず従うこと。』と記載がある通り、マッチングで一度決定した研修施設は、変更することが困難です。
しかし、研修開始までの期間に家庭環境の変化や、将来のキャリアプランの再考など、あらゆる理由で研修先を変更しなければならない、変更したいと考える人もいることでしょう。
そのような場合に、研修先を変更できる特例があるのをご存知でしょうか。
必要な条件を満たせば、一度決定した研修先を変更することができます。
ここでは、その特例について簡単にご紹介します。
*厚生労働省のサイトでも下記のページに案内が載っています。
歯科医師臨床研修予定者の受入れに関する対応について必要な要件は次の通りです。
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① 受入施設(研修予定者をマッチ施設から受入れて臨床研修を開始する施設)
- (1)当該受入施設における全プログラムの募集定員総数が5名以下である。
- (2)異動候補である研修予定者の希望順位表登録を行っている。
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② マッチ施設(歯科マッチングにより、研修予定者が当初マッチした施設)
- (1)歯科大学(大学歯学部)附属病院もしくは附属施設である。
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③ 研修予定者(歯科医師臨床研修を受けようとする者)
- (1)受入施設の希望順位表登録を行っている。
- (2)マッチ施設から受入施設へ異動する意思がある。
これらの要件を満たした上で、届け出を出しましょう。
いくつかの書類を書いたり、短い時間の中で色々な手続きをしなくてはなりませんので、少し繁雑に思えるかもしれませんが、不本意なマッチング研修先から自分が望んでいる研修先に移ることができるチャンスでもあります。
もし、国家試験合格後もマッチング先で悩んでいる場合は、検討してみてはいかがでしょうか。
ポイント
- 1. 国試の合格発表後の話です。歯科大の附属病院から、欠員が出た総合病院などに移ることができる、そんなイメージです。
- 2. 事前に希望順位登録を行っている研修先でないと、異動することはできません。
- 3. 歯科大学病院から移ることができるだけで、他の施設からの変更はできません。
- 4. 詳しいことは厚生労働省か、マッチング協議会で確認しましょう!