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研修先選びのポイント

歯科医官について

〜国家公務員として自衛隊で研修!?〜

研修先で医官という道、ご存知ですか?

研修先には非常に多くの選択肢があります。その中でも今回は特殊な道のひとつに医官というものがあります。
今回、防衛省自衛隊・東京地方協力本部代々木募集案内所の広報官にお話を聞いて来ましたのでご紹介しましょう。

ポイント

1. “医官”とは?
・そもそも”医官”ってなに?
2. 医官になるには?
・どうやってなるの?
・試験対策はどうしたらいい?
3. 医官になったら
・訓練は?
・研修終了後はどうなる?
4. 医官の働き方
・医官の勤務形態
・まずはカレッジリクルーターに相談を

1. “医官”とは?

◯ そもそも”医官”ってなに?

医官とは、医師の資格を有する陸・海・空自衛隊の幹部自衛官のことです。歯科の分野では歯科医官と呼ばれ、研修後は国家公務員となります。通常の研修と違い、国家公務員試験を受けて自衛隊関連病院で研修し、その後、自衛官として働くことになります。

2. “医官”になるには?

◯ どうやってなるの?

医官になるためには、例年4月もしくは6月に自衛隊の幹部候補生となる試験(筆記試験、小論文、面接)を受ける必要があります。
応募段階で、陸・海・空を選ぶ必要があり、その採用枠に応じて研修場所が異なります。もし試験合格後、任官する事を決めた場合は、一般の病院等へのマッチングを辞退する必要があるので注意しましょう。

◯ 試験対策はどうしたらいい?

試験は一般問題と専門試験、そして小論文と面接で構成されています。一般問題は通常の教養試験と同様です。
専門試験は、歯科国試のような択一式と200字程度の記述式で構成されますが、国試の過去問を解いていれば十分に対応できるレベルです。なお、小論文や面接は、一般の幹部自衛官と同じ内容なので、自衛官への志望動機等、一般的な内容はしっかりと答えられるようにしておきましょう。

◆ 採用までの流れ

3. 医官になったら

◯ 訓練は?

国家試験合格後、訓練施設に入り6週間の基礎訓練がありますが、一般の自衛官とは異なりそこまでハードな訓練ではありません。むしろ歯科医師としての活躍を優先する必要がありますので、その後すぐに研修となります。
研修は一般的な歯科医師の臨床研修と変わりませんが、2年コースで専門分野(麻酔科など)もあります。

◯ 研修終了後はどうなる?

研修期間が終了すると、国家公務員として働くことになります。自衛隊に所属する歯科医師として、自衛隊病院で働いたり、駐屯地などで勤務します。海上自衛隊所属の場合には、艦船などが勤務地となることもあります。
また、災害派遣など、一般歯科医師では体験できないような場所に派遣されることもあります。一般の自衛官とは異なるキャリアであり、あくまで「国家公務員の歯科医師」と考えるのがいいかもしれません。

◆ 研修終了後

4. 医官の働き方

◯ 医官の勤務形態

ワークライフバランスを重視したい方にはお勧めです。
基本的に残業はなく、年に数日程度、訓練等で土日祝日に勤務することがありますが、概ね休みになります。
一般の勤務医は連休を取得するのが難しいので、その意味では良い職場かもしれません。もちろんお給料や手当も充実していますし、なにより倒産のリスクはほぼありませんので、安定志向の方には向いていると言えるでしょう。

◆ まずはカレッジリクルーターに相談を

受験してみようかな?と思われた方は、一度、最寄りの募集案内所でカレッジリクルーターに相談するのが良いでしょう。試験対策や手続きなどを教えてくれます。

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