インタビュー記事

たくさん見て、話して、決めた。納得のいく就職先探し
医療法人社団BETERAS 長津田矯正歯科クリニック
歯科医師竹沢 久美子先生
- 2023年
- 鹿児島大学病院にて臨床研修
- 2024年
- 医療法人社団BETERAS 長津田矯正歯科クリニック 入職
医療法人社団BETERAS 長津田矯正歯科クリニック
歯科医師出口 奈那先生
- 2023年
- 日本大学松戸歯学部付属病院にて臨床研修
- 2024年
- 医療法人社団BETERAS 長津田矯正歯科クリニック 入職
麻布の就職フェアに参加したきっかけ
竹沢先生:就職活動を始めた当初は、いくつかの求人サイトを利用しながら、特定のエリアにこだわらず、全国的に幅広く就職先を探していました。その中で、学生時代にお世話になった麻布デンタルアカデミーさんが求人サイトや就職フェアを開催しており、信頼できそうだと感じ、オンラインでの就職フェアに参加させていただきました。
就職先を早めに決めたかったのと、その為に多くの医院を見学して慎重に検討したかったので、研修が始まってすぐ4〜5月頃から動き始めました。
矯正だけでなく、一般歯科も見学に行ったので、全部で10箇所以上は見学にいきました。全国の医院さんで話を聞けて、医院ごとの違いも分かり、とても勉強になりました。

出口先生:友人に誘われて、麻布デンタルキャリアさんの就職フェアへ参加しました。元々、学生時代から矯正は好きな科目でしたし、何より見た目が大きく変わる治療なので患者さんの満足度も高いと思い、矯正の道に進みたいとは考えていました。 研修医になりたての頃は気持ちの余裕がなく、医院見学へ行き始めたのは遅めの時期になりましたが、情報収集は春からしていて目星は付けていたので、すぐに動き出すことができました。見学は5医院くらいへ行き、同時に、大学病院の説明会に参加したりもしましたね。

医院見学のポイントと、長津田矯正歯科を選んだきっかけ
竹沢先生:見学に行った際、予約を切ってしっかりと説明の時間を取ってくださる医院さんは本当にありがたかったです。長津田矯正歯科クリニックでは、見学の際に院長先生が1対1の時間を取ってくださってお話をじっくりと伺えたので、「教育に力を入れている」というのは言葉だけではなく、本当なんだなと実感することができました。
出口先生:医院で働く人の雰囲気はしっかり見るようにしていました。長津田矯正歯科クリニックの見学では、みなさんとても明るく、優しくて、時間を割いて丁寧に挨拶もしてくださったのがとても印象的でした。実際に働いているスタッフさん達と話せると、やはりその医院のことがよく分かりますね。

実際に入職してみて
竹沢先生:院長先生だけでなく、10年目のベテランの先生から2年目の若手の先生まで、全ての先生から教えてもらっています。「教えることで自分の理解がさらに深められる」という考えのもと、このような体制を取っています。これからは自分も教える立場になっていくので、それもまた楽しみです。
最初から患者さんを担当するわけではなく、まず副担当のような形で先輩に一緒について、アシストや治療計画に入らせてもらっています。半年ほど時間をかけて丁寧に学ばせていただき、9〜10月頃から簡単な治療を任せてもらえるようになりました。ある程度自信がついてから、患者さんを担当できたのはよかったです。

出口先生:想像以上に教育体制が充実していました。1対1で先輩の先生から、カリキュラムに沿って段階ごとに教えていただけるのですが、研修が終わった後でもこんなに丁寧に教えてもらえるものなのか、と驚きました。1年目はとにかく学ぶことが多かったです。そうすると、どうしてもキャパオーバーになってしまうのですが、年の近い先輩ドクターに「こういう時どうしたらいいでしょう」と相談していました。もちろん、同期の竹沢先生がいてくれて助け合えたのも大きかったですね。
院長先生も、始めは週に1回、1年たった現在は1ヶ月に1回ほどのペースで、1対1の面談をしてくださっています。技術的な面も含め、不安をその都度解消しながら進んでいけるので、これは本当にありがたいです。

将来的にどのような歯科医師になりたいか?
竹沢先生:矯正は専門性の高い分野なので、多くの勉強が必要だと感じています。
まずは4年目までに、自分の患者さんをしっかり責任を持って治療できるようになりたいですね。その後、5年目くらいから後輩ドクターに自信を持って教えられるように成長できるといいなと思っています。
この医院で多くの症例を積んで、10年目には、難しい症例でも自分1人でしっかり治療計画を立てられるようになりたいですね。どこに症例を出しても通用するような歯科医師を目指しています。
出口先生:まだ1年目が終わったばかりで、学ぶことはまだまだ多くありますが、この医院で長く働いて、どんな治療でも任せてもらえるように成長していきたいです。
親しみやすく、些細なことでも相談しやすい、患者さんに愛される歯科医師になりたいです。

就職先に悩むあなたへのアドバイス
竹沢先生:比較は重要なので、ぜひ多くの医院に見学に行ってほしいです。一般歯科を考えている場合でも、矯正や口腔外科等専門の医院を見学すると新たな発見もあるので、あまり絞りすぎない方がいいと思います。
出口先生:研修医だからこそいろいろな医院に見学にいけると思うので、この期間にぜひ多くの医院に見学に行くことをおすすめします。

理事長・院長・先輩歯科医師
インタビュー

医療法人社団BETERAS 長津田矯正歯科クリニック
院長 山本 知寿 先生
- 1994年
- 東京歯科大学 卒業
- 2005年
- 長津田矯正歯科クリニック 開院
⿇布の就職フェアを選んだ理由
採用の課題として、医院の認知度が低いという点と、どういった育成を行っているかを求職者の皆さんに知っていただきたいという点がありました。
大学病院ではなく、こうした一般開業医で新卒のドクターを採用し育成を行っている医院はなかなか無いと思います。そこで育成の仕組みについて、就職フェアで求職者の方と直接お話して医院自体を知ってもらい、その後医院見学で実際の姿を見てもらうという流れを作ることができています。

お2人を採用した決め手
竹沢先生も出口先生も、就職フェアや見学の時点で、医院に合っているなという印象は持っていました。実際に働き出してから、一層、2人ともとても優秀だなと感じましたね。
様々なことを素直に吸収していける人は伸びていくので、素直さはとても重要だと考えています。その上で、2人は歯科医師としてのポテンシャルも兼ね備えており、両方持っているというのは素晴らしいことだと思います。

教育について
大学では、矯正はあまり実習を行っていませんから、新卒ドクターには1から教えています。
1年目は4月の入職から半年間で60回ほどのレクチャーを行い、それに対するテストがあったり、実習に関しては全て細かいチェックを行っています。2年目以降は担当患者さんが増えていくので、実際の治療を通じての教育にシフトしていきます。
医院全体で教育を行うので、2年目のドクターはこれを、5年目のドクターはこれを教える、と先輩ドクターが教える内容も決めています。
また、月に4回、アポイントを切って症例検討会などのミーティングを行っており、ドクター同士のディスカッションや情報共有を通して、「教育し合える」体制を取っています。
私自身が患者さんを治療することも勿論大切ですが、優秀なドクターをたくさん育てて、それによって患者さんに貢献することが重要だと考えていますので、2014年頃から本格的にこのような体制で教育カリキュラムを組んでいます。

就職先に悩むあなたへのアドバイス
研修終了後1年目に選ぶ就職先は、その後の歯科医師人生や皆さんの考え方に大きな影響を与えます。医院を選ぶ基準としては、「志を高く持っている」医院さんを選んで、そこで頑張っていくのが良いと思います。自身の目標を下げるのは簡単ですが、歯科医師人生のスタートでは、まず高い目標にチャレンジすることをおすすめします。
矯正という分野は、スタートの段階から覚えるべきことや乗り越えるべきハードルが多いのも事実ですが、歯科医師として一生涯楽しみながら取り組める、とてもやりがいのある仕事だと思っています。少しでも興味があれば、ぜひ、一歩踏み出して矯正の世界に飛び込んできて欲しいですね。

2025年4月 取材
就職フェアの最新情報や、
就職・転職・スキルアップに
役立つ情報をお届けいたします。