大学在学中の方
大学で自身の適性を知り、
キャリアを想像する
大学在学中は、進級対策や国家試験対策など日々の勉強の他にも、自身の適性を知るチャンスが沢山あります。勉強のモチベーション維持の為にも、在学中から卒業後のキャリアを想像しておきましょう。
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日々の勉強
補綴、小児、麻酔、保存等々、歯学部生は勉強することが沢山あります。その中でも特に興味があったり、得意とする分野はなにか。なぜその分野に興味がでたのかを考えましょう。分野を特定することは難しい場合将来、臨床分野で活躍するか、基礎分野で研究するか。大きな方向性として、どちらに適性があるかをまずは考えましょう。
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病院実習
4、5年生の段階でOSCE・CBTに合格すると学生として本格的な病院実習が始まります。それまでは座学中心の勉強ですが実習という形式で臨床の現場に立つことになります。患者さんとのやり取り、治療の手技、治療計画の立案、自分がどんな臨床の現場に適性があるか実際に確認する絶好のチャンス。小児、麻酔、放射、補綴、自分の適性がどこにあるか積極的に色々な経験をして自分を試してみましょう。この時期に患者さんをしっかりと診ることが、その後の国家試験でも多いに役立ちます。
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部活、医局、先輩たちの体験談
大学は、人とのつながりの宝庫。大学や医局の先輩たちの経験談は一番の参考になります。身近な先輩の話を聞いて、自分の将来を想像してみましょう。先輩の話を聞くときは、なるべく色々な人の話を聞くことがベター。勤務医の先生、大学の医局にいる先生、大学院の先生などどうやってキャリアアップを考えているか相談してみましょう。国家試験の勉強が始まると、時間の確保が難しくなります。遅くとも、6年生の5月くらいまでには動きだしたいところです。
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国家試験への挑戦
ここまで6年間、大学で学んできましたが、すべては歯科医師国家試験に合格しなければ、何も始まりません。学生時代に学んできたもの、得てきたもの、すべてを今後に活かすため、国家試験への対策を万全に行い、歯科医師への道を開きましょう。近年の国家試験は難化する傾向にあり、中途半端な勉強は失敗につながります。国家試験を個人で分析するには限界があります。そこは受験のプロである「麻布デンタルアカデミー」の国家試験ツールをフル活用し、試験に備えましょう。歯科医師まではもうすぐです。
キャリアに直結!マッチング!
自分の進みたい進路が(漠然とでも良いので)想像できたら、研修先マッチングで希望の進路に沿った研修先を考えましょう。例えば、外科や麻酔の分野を希望する場合は、自分の大学だけではなく医科系大学も選択肢にいれましょう。卒業後はバリバリ勤務医として働くことを希望する場合は、担当する患者数が多い施設の方がより良いかもしれません。多少でも開業医の下で臨床を行う可能性がある場合は大学の他にも協力型施設での研修も行った方がベターでしょう。特に協力型施設で研修を行う場合、患者を多く診られることよりも、どれだけ最初は懇切丁寧に教えてくれる施設かをしっかり確認しましょう。
厚生労働省の調査によると約30%の人が臨床研修後も研修を受けた施設に就職しています。将来の希望、今までの適性、いろいろな観点から適切な研修先選びをおこなうように心がけましょう。
みんなはどうやって研修先を決めている??
厚生労働省がおこなっているアンケートから、研修医のみなさんが沢山の患者さんを診療できること、幅広い症例が体験できることを最重要視していることがわかります。自分が体験したい症例が研修できるか、指導環境は整っているか。実際にそこで働いてみないと内部のことはわかりませんが、そこで働いたことのある先輩から率直な意見がきけると良い判断材料になります。研修施設のことをよく調べてマッチングを行いましょう。
研修に入る前に!
研修開始目前にして、どうしても研修先を変更したい。という場合、国家試験合格発表後に研修先の変更が認められる場合があります。いろいろな要件があるので、詳しくは厚生労働省のページを確認しましょう。詳しくはこちらから。
アザブ研修ナビ(研修先検索)
アザブ研修ナビは、臨床研修施設を研修先の特徴など、いろいろな条件から探せるサイトです。歯科医師としての第1歩は、臨床研修医から始まります。慎重に自身のキャリアビジョンを考えながら研修先を見つけましょう!
アザブ研修ナビはこちら卒業後の特殊な進路
歯科大学や医科大学、一般病院、診療所への臨床研修だけではなく自衛隊へ医官として就職があります。
また、研修後には厚生労働省へ技官として就職、一般の企業に就職するといった先を見据えたキャリアパスもあります。
特に医官、技官への就職は、登用試験を受ける必要があるので、もし、希望する人は大学在学中から十分に対策を考えておきましょう。
また、企業へ就職する場合も研究職の場合は研究実績が必要となりますので、
学生中に大学院での生活を見据えて、しっかり勉学・研究に励みましょう。
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